●Cyprien Katsaris【1951年5月5日~】
カツァリスは1951年、フランスのマルセイユで生まれた。
家族でカメルーンに移住し、4歳からピアノをはじめ、13歳でパリ音楽院に入学した。
その後立て続けにコンクールに入賞するが、審査員から理解されず、優勝はできなかった。
例えば1972年のエリーザベト王妃国際コンクールでは審査員長であったギレリスがカツァリスを気に入らず、聴衆の圧倒的支持に対し、9位となってしまうようなこともあった。
そしてようやく優勝できたのが、1974年のジョルジュシフラ国際コンクールであった。
彼を有名にしたのは、1981年以降始めたベートーヴェン交響曲のリストによるピアノ編曲版の録音である。そしてこれらのCDに対してフランツ・リスト賞を2度受賞している。また、このベートーヴェンの交響曲に自分で音符を付け加え、さらなる超絶技巧を駆使し、聴衆を魅了することもある。
大変な日本通であることも知られている。日本食を好むが偏食で、好き嫌いははっきりしている。1日にピアノを12時間以上弾いているという変人でもある。
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□シプリアン・カツァリス 略歴
1951年 フランスで生まれる
1955年 ピアノを始める
1964年 パリ音楽院入学
1970年 パリ音楽院を卒業
1972年 エリザベート国際コンクール9位入賞
1974年 ジョルジュ・シフラ国際コンクール優勝
1986年 ニューヨークのカーネギーホールデビュー
□使用メーカー
□シプリアン・カツァリス CD紹介
ショパン:ワルツ集 カツァリスによるショパンのワルツ集です。カツァリスによるアレンジもあり、好き嫌いもあると思いますが、数あるショパンのワルツの録音の中でも一度は聴いてみて欲しい1枚です。 | |
Beethoven/Liszt: Symphonies 1-9 ベートーヴェンの交響曲をリストによる編曲でピアノで演奏しています。全曲というのは他にあまり見ませんし、オーケストラとはまた違った迫力があります。 | |
バッハ:ピアノ協奏曲集 バッハの協奏曲です。あまり興味のない方もぜひ一度サンプルを聴いてみてください。荘厳であり、激しくもあり、バッハの新しい一面を知ることができます。 |
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