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ピアノメーカーについて書かれた本―ピアノメーカーについてやスタインウェイ、日本のピアノ職人の書籍を紹介しています。―

ピアノとピアニスト: ピアニスト500とピアノの名器 (2003)
この雑誌はピアニストの紹介がメインなのですが、スタインウェイやプレイエル、ディアパソン、ボストンなどの歴史や特徴についても「ピアノの名器」として詳しく解説されています。また、日本のグランドピアノの歴史や、世界的な調律師へのインタビューなど読みどころ満載です。

ピアニストガイド
この本は一見よくあるピアニストの紹介の本ですが、独自の視点での紹介がとても面白いです。例えばピアニストの師弟関係の系譜から見た紹介や、コンクールから見た紹介、さらに珍しいのは使用楽器からの紹介です。これは他にないのではないでしょうか?

スタインウェイができるまで―あるピアノの伝記
スタインウェイの工場の空気から職人の息遣いまで感じられるいい本だと思います。著者の綿密な調査とインタビューに裏打ちされたリアリティーが絶妙。 職人たちの言葉も色々と考えさせてくれます。
特別スタインウェイが好きってわけでもない管理人も読んでみるとスタインウェイって良いなあ、と素直に感じてしまいました。 ピアノ好きなら誰でも楽しめると思います。

88Keys スタインウェイピアノができるまで
上記の「スタインウェイが出来るまで」がドキュメンタリータッチで、スタインウェイを作る職人の言葉からピアノ製作やスタインウェイについて教えてくれるのに対し、こちらはイラストとともに客観的に説明してくれます。最初はピアノの歴史から入りますが、他の本に較べると詳しいように思います。その後、スタインウェイ一家の歴史、そしてスタインウェイの素材から製作まで順番に解説してくれます。それぞれを丁寧に解説してくれますので楽しく読み進められると思います。新しい知識を得て、スタインウェイをますます好きになる。そんな一冊です。

日本のピアノ100年―ピアノづくりに賭けた人々
今でこそ世界のヤマハと呼ばれていて、私たちも特にそれについて考えたりしませんが、実際、世界に通用するピアノを日本人はどのようにして作ったのでしょう?技術的な面はもちろん、ピアノという西洋の楽器を日本文化にに馴染ませ、世界に認めさせる。そんなことがすんなりできるわけがない。この本の中で多くの日本人が世界を相手に闘っています。今のピアノ文化が日本に定着したのは彼らの血のにじむような努力の結果なのです。

スタインウェイピアノのゆくえ
この本は一言で言うと、「昔のスタインウェイは良かった。今のスタインウェイはけしからん。もっと頑張ってくれー!」という内容です。商業主義に走ったスタインウェイへの警鐘を鳴らしています。
しかし、この問題は例えばヤマハでも言われていることであり、世界中のメーカーに多かれ少なかれある問題だと思います。楽器を大量生産する時代に私たちはどうするべきか…考えさせられます。

スタインウェイとニュースタインウェイ
調律師の播田耕治さんによって書かれたスタインウェイについての本です。機械化されて以降のスタインウェイをニュースタインウェイと名づけ、それ以前との違いを説明してくれています。スタインウェイと一言で言っても全く異なるということを教えてくれます。
洋書―全て英語で書かれていますが、写真やカラーで見ているだけでも十分楽しめるものも―

The Piano
ピアノの発展と構造から作曲者別に使ったピアノの紹介、そして、世界中のメーカーの紹介まできれいなカラー写真で分かりやすく説明された本です。ただ、惜しむらくはこの本が洋書だということです。英語で書かれているためなかなか読めません(涙)。この本が日本語であれば…と管理人は何度も考えております。このサイトの目標とも言える一冊です。ただし、写真目的であれば間違いなく下でも紹介している「Piano」が良いと思います。

Piano
この本は洋書ですので当たり前ですが、日本語ではありません。
ただし、英語に自信がなくても問題なし。なぜなら、この本は写真が売りだからです。ピアノの歴史に沿って様々なピアノの写真が載っています。
過去に楽器博覧会でこの本が楽器店のブースにおいてあるのを見ましたが、僕がブースにいる間も欲しいという人が何人もいたことを覚えています。
有名メーカーのピアノから古い豪華なピアノまで美しい写真ですのでぜひ見て欲しいと思います。

The Piano: The Complete Illustrated Guide to the World’s Most Popular Musical Instr Ument
Amazonの説明によると「ピアノの起源や歴史から、ピアノに携わった音楽家などの解説をオールカラーで200枚以上の写真を使って解説している」とのことですが、写真よりも文章の多さが目立ちます。写真が小さいということはないので、情報量が多いのでしょう。ただ、英語を読むのに時間のかかるこちらとしては写真をさらにたくさんつけてくれると良かったのですが。また、作曲家など人物や音楽文化の説明も多く感じました。そちらを目的に購入された方が良いかもしれません。
楽器としてのピアノについて書かれた本―ピアノという楽器そのものを主題にした書籍―

ピアノ・マニュアル 日本版
現代のピアノの構造をオールカラーの写真で説明しているため、構造を知りたい人にベストなのではないでしょうか?HAYNESのマニュアルにしては珍しく日本語訳されているのも助かります。ピアノの買い方についてなども専門家目線で書いてあり、それは良いことなのですが、軽く読むということには向いていません。構造や修理に興味があるとか、将来調律師などを目指す方は1度読んで本当に自分にできるかを考えてもいいと思います。

チェンバロ フォルテピアノ
ピアノの誕生から1900年くらいまでのフォルテピアノやチェンバロ、クラビコードについて書かれた多くの本の中で、おそらく最も詳しい本だと思われます。あまりに詳しいため、ページ数も相当あり、一気にすべて読むのは難しいくらいです。本屋さんに売っている知識では満足できない方にお勧めです!

新版 ピアノの歴史 楽器の変遷と音楽家のはなし
ハイドンやモーツァルトを理解するうえで、ピアノの歴史、楽器の変遷を知ることが重要だと筆者は考えています。東京芸大でも教科書として使われたこともあるこの本は音楽家と楽器の関係に焦点を当てた切り口の違う内容だと思います。

カラー図解 ピアノの歴史—作曲家が愛した、当時のピアノで奏でるCD付
まず、ピアノの発展やら、構造をカラーで解説されており、これ一冊で十分ピアノの内部のことが分かります。さらに、綺麗なピアノをこれまたカラーでメーカー別に紹介されておりこれも十分楽しめます。CDでは、作曲者が作曲した時のピアノで再現されていて、これもなかなか聴けないレアなものでした。ベートーヴェン、ショパン、シューマンといった有名作曲家のこれまた有名な曲を、彼らが愛したピアノで再現するというファンにはたまらないCDでした。初めてピアノについて読むなら、これ以上の本はないと思います。

まるごとピアノの本
この本はこれからピアノを買おうとする人にとってすごく役に立つと思います。最初の章ではピアノとは何かというところから騒音についてやデジタルピアノまで知りたい!と思うことが書かれています。さらに、世界中のメーカーも書かれていますので、すでにピアノをお持ちの方も面白いと思います。ただ、写真が白黒であることと、そもそもあまり写真がないところが残念です。

ピアノはいつピアノになったか?
10人以上の専門家によるピアノとクラシックに関する本です。初期のピアノからはじまり、ベートーヴェンやリストの時代に彼らの音楽にピアノはどのような影響を与え、逆に彼らの音楽からピアノがどのような影響を受けたのか。ピアノの発展の歴史がよく分かります。

ピアノおもしろ雑学事典―知ってるようで知らない
この本は雑学というタイトルですが、ピアノの構造やメーカーについてもしっかりと写真入りで説明されています。さらにこの本の特徴はクラシックにこだわらず、たとえばジャズまで手広く話題があり、読んでいて飽きがきません。『「黒鍵」ならぬ「赤鍵」があった!?』なんて言われたら、読んで人に言いたくなっちゃいます。
ピアニストについて書かれた本―演奏者にスポットを当てた書籍です―

二十世紀の10大ピアニストラフマニノフ/コルトー/シュナーベル/バックハウス/ルービンシュタインアラウ/ホロヴィッツ/ショスタコーヴィチ/リヒテル/グールド
10人の巨匠ピアニストたちの群像劇。読みやすいのでCDを聴いてちょっと気になるピアニストのことを知るにはちょうどいいかもしれません。続いて聴いてみたいピアニストが出てくるかも。

巨匠たちのラストコンサート
クラシックの巨匠たちの最後のときに迫ったドキュメンタリー風の本です。ピアニストはグールドとリパッティしか入っていませんが、トスカニーニやバーンスタイン、ロストロポーヴィチなどのそうそうたるメンバーが収録されています。音楽に人生を捧げたマエストロたちが最後のコンサートを迎える時はこちらもグッときてしまいます。ちなみにグールドについては様々な資料が提示され、推察されるのですが、新たな発見がありました。

マルタアルゲリッチ 子供と魔法
マルタ・アルゲリッチの伝記です。アルゲリッチ本人に密着取材し、彼女の生地ブエノス・アイレスにおける子ども時代から、彼女の受けたピアノ教育、グルダ、ミケランジェリ、ホロヴィッツ、ポゴレリッチら個性的な名ピアニストとの出会い、1965年ショパン・コンクールでのセンセーショナルな優勝、3度の結婚生活と、父親の違う3人の娘のこと、闘病生活、日本のこと(別府音楽祭)などが非常にオープンに綴られています。

対話録「さすらい人」ブレンデル リストからモーツァルトへの道程
ブレンデルの音楽への思いや人となりが分かるブレンデルが好きな人にとってはたまらない1冊だと思います。ブレンデルはCDのジャケットなどはお茶目なのが多いのですが、真面目な人なんだなあと思いました。


グレン・グールド ア・ライフ・イン・ピクチャーズ
グールドの没後20年、生誕70年を記念して作られた写真集。グールドは映像方面でもかなり活躍したせいか、それとも単にハンサムだからか、残されている写真はどれも素晴らしいのでこれもぜひ欲しいです。

グレン・グールドのピアノ
グールドとピアノについてのノンフィクション。グールドが求める理想のピアノと、調律師などの関係者との織り成す人間模様が描かれています。グールドと言うと父親が作った足の短い椅子やスタインウェイ、もしくは最後に使用していたヤマハをすぐに連想しますが、チッカリングを使用していたり、理想のピアノを追い求めるグールドはその他のピアノもチェックしていたそうです。ピアノにもグールドにも興味のある人には特にオススメの1冊。

グレン・グールド シークレット・ライフ
グールドのドキュメンタリー映画があったそうで、見に行けず悔しい思いをしていましたが、これが脚本というか元となった本ですね。グールドの周囲の人へのインタビューを通してグールドを知ろう、というコンセプトで、特にグールドの女性関係にも触れた初めての本です。

グレン・グールドは語る
グールドのインタビュー本です。グールドについては奇人や変人といったイメージがありますが、実際の人となりは本人と接してみないとわからないでしょう。その意味で貴重なインタビューと言えるかも。

命の響 左手のピアニスト、生きる勇気をくれる23の言葉
館野泉、本人による言葉と、それに付随するエピソード集です。巷に溢れる元気の出る言葉とは格が違う。ちょっとした言葉も館野泉の人生を考えれば深く沁みます。また、深刻過ぎず、飄々とした文章にも魅力的な人柄が現れていると思います。
ピアノがもっと好きになる本―小説や写真集―

パリ左岸のピアノ工房
ピアノの話というと演奏になりがちですが、この小説は古いピアノの再生をする工房を中心とした物語。主人公はアメリカ人の作家でたまたま出会ったピアノ工房の主人と仲良くなり、ベビーグランドピアノを買うことを決意する。その後、風変わりな調律師や一人でピアノを担ぐ運送屋などさまざまな人物に出会います。個性的な人物の織り成す物語にはすぐに入ることができましたし、主人公と工房の主のピアノへの思いが伝わってくる名著です。

ジュリア-ドの青春: 音楽に賭ける若者たち
世界最高の音楽院の一つ、ジュリアード音楽院を舞台にドキュメンタリータッチで書かれた青春群像。はっきりいって相当面白いです。学生の音楽への愛情、憎悪、苦しみ、喜びがつまっています。ストイックに音楽に賭ける情熱がビリビリ伝わってきます。管理人も趣味とはいえ、ピアノの練習に疲れたときなど、やる気が欲しい時によく読んでいます。

マエストロ: 木之下晃作品集 世界の音楽家
Amazonでたまたま見つけて思わず表紙と中身検索を見て買ってしまった写真集です。世界の演奏家を音楽写真の第一人者木之下晃さんが3万本以上に及ぶフィルムから184点を厳選した写真集ということです。これはめちゃくちゃカッコいいので、一見の価値ありです。音楽に没頭する姿はどれも美しい絵になっていると思います。
ピアノが登場する漫画―ピアノがメインのストーリー―

ピアノの森
【森のピアノは、その少年を待っていた——。】少年一ノ瀬海が多くの仲間や大人達に影響を与え、与えられながらピアニストとしても人間的にも成長していく。少年編ではまだまだ精神的に未熟な海の成長が描かれ、青年編に移ると海のピアノがそれぞれの抱えた心の傷や関係を癒していきます。

のだめカンタービレ
【カプリチオーソ(気ままに気まぐれに) カンタービレ(歌うように)不思議少女・野田恵(のだめ)の奇行を見よ!クラシック音楽コメディ!!】「のだめ」こと野田恵と指揮者を目指す千秋真一の恋愛コメディ。2001年に連載を開始し2010年に完結した。ドラマ化、映画化もされクラシック人気に貢献した。少女漫画なのにコメディというところがポイントで、そこかしこに面白いシーンが作られていて飽きさせません。

四月は君の嘘
アニメ化もされていますが、母の死をきっかけにピアノを弾けなくなった元天才ピアニストの主人公がトラウマを克服し、ピアニストとして更なる高みを目指す。作画はキレイで、後半に驚きの展開が。タイトルに込められた意味が分かった時、切なさに涙が…

ピアノのムシ
【巽(たつみ)ピアノ調律所に勤務する蛭田敦士は、腕だけは超一流のピアノ調律師。
どんなピアノでも蛭田の手にかかれば、再び美しい音色を奏でる。
しかしその性格は難アリで…。
気高くも毒がある、調律師の世界へいざなう第1巻!】ピアニストではなく、ピアノ調律師を主人公に据えた珍しい作品。また、主人公の性格が破天荒で、一癖も二癖もある登場人物と物語に引き込まれること間違いなしです。

キス
ヤマハピアノ教室に通う小川加恵は担当講師の五嶋柾裄に恋をしていた。が、五嶋は加恵を子供扱いして…。加恵はある日ついに行動に出る―意外にピアノ漫画って少女漫画は少なかったんですね。ちなみに、この漫画の中ではクラシックだけでなくジャズやポップスまで幅広い楽曲が出てきます。五嶋が性格に難ありなものの、顔もよく、ピアノ弾きとしての能力はピカイチという…素晴らしいスペックです。で、難曲も軽々と弾きこなしてしまいますのでそりゃあ、こんな講師がいたら憧れちゃいますね。
その他

ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと
ピアノの練習をすると肩がこる。手首が痛くなる。そんな人にぜひ読んで欲しい一冊。ピアノを弾く人は一読の価値ありです。ピアノの先生に言われた「卵を包むような手で」という弾き方の理屈が分かる本です。

ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム
音楽と脳の関係について、最先端の研究を読むことができます。ピアニストの筋肉の使い方から脳で何が起こっているかまで専門外の人が読んでも分かりやすく書かれています。