ミッシェル・カミロ

Michel Camilo【1954年4月4日~】

On Fire

ミッシェル・カミロは1954年4月4日ドミニカ共和国サントドミンゴで生まれた。

音楽一家の元に育ち、親からもらったアコーディオンを弾き始め、次いで祖父の影響でピアノも習い始めた。

エリラ・メナ国立初等音楽院(国立音楽院初等科)、ドミニカ共和国国立音楽院で13年間学んだ後、16歳の時にはドミニカ共和国の国立交響楽団に入団した。

そしてジュリアード音楽院とマネス大学で学び、1979年にニューヨークに移住した。

クラシックのピアノを学んだカミロは14歳の時にアート・テイタムの録音で初めてジャズに触れたということである。

1985年カーネギーホール出演、ヨーロッパツアーで名声を得た。

その後も1992年までドミニカ共和国のハイネケンジャズフェスティバルの音楽監督を務めるなど精力的に活動し、2000年にはフラメンコギタリストのトマティートとの録音「SPAIN」でグラミー賞を受賞している。

その卓越した技術は当代随一であり、ジャズではあまり使用されないヴィルトゥオーソ(超絶技巧の達人)と呼ばれることもある。また、そのリズム感はドミニカ共和国生まれが関わっているともよく言われる。

その他にデュークエリントン音楽院(The Duke Ellington School of the Arts)ではミシェルカミロ奨学金をピアノ受講生のために設立し、バークレー音楽院では名誉博士号を得ている。

RENDEZVOUS

□ミッシェル・カミロ CD紹介


Spain
フラメンコギターのトマティートと共演したグラミー賞ラテン部門受賞作。情熱的でどことなく感傷的でもあるフラメンコとカミロのラテンジャズが素晴らしい化学反応を起こしています。
フラメンコギターの名手トマティートとカミロの超絶テクニックは凄いの一言で、未聴の方にはぜひお薦めです。

スペイン・アゲイン
前作「SPAIN」に続きトマティートとの共演。今作は「リベルタンゴ」などピアソラ作品やチックコリアの「ラ・フィエスタ」、さらに「アモール・デ・コヌコ」という歌物も入れて盛りだくさんの内容になっています。まずは「SPAIN」を聴いて気に入ったらこちらもどうぞ。
衝撃度は前作の方があったけれど、こちらは聴けば聴くほど味が出てきます。

ミシェル・カミロ
カミロの凄まじい超絶技巧、疾走感あふれる演奏は目を見張ります(見えてないけど)。Amazonのレビューで皆さんがおっしゃっているようにラスト2曲から入ってください。きっとお気に入りの1枚になると思います。
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