サンソン・フランソワ

Samson Francois【1924年5月18日~1970年10月22日】

ショパン:夜想曲集

フランソワは5歳でピアノを始め、コルトーにその才能を買われ、エコールノルマル音楽院に入学した。

その後パリ音楽院に入学し、主席で卒業。そして1943年のロン=ティボー国際コンクールで第1位を獲得した。

彼の演奏はポリーニやアシュケナージなど現代のピアニストとは一線を画しており、良くも悪くも19世紀的音楽家であった。

というのも、彼は気分にムラがあり、気分が良い時は誰にも真似できない天才的な演奏をするのだが、そうでない時には聞くに堪えない演奏をしたと言われている。

 

また、19世紀の音楽家や芸術家のように、芸術を愛し、酒を愛し、人との交流を愛する人でもあった。

ラヴェル:ピアノ名曲集 1

彼のレパートリーは決して広いとは言えない。しかし、好きな作品はこだわって勉強したようだ。

例えば、ベートーヴェンは嫌いで1枚も録音していないが、お気に入りにのモーツァルトの録音は数多く残っている。

ショパンやラヴェルも演奏も、彼ならではの独特の演奏が残されている。愛すべきピアニストである。

□サンソン・フランソワ 略歴

1924年 フランクフルトで生まれる
1934年 コルトーに見出される
1936年 コルトーのすすめでエコールノルマル音楽院に入学
1938年 パリ音楽院に入学
1943年 ロンティボー国際コンクール優勝
1947年 アメリカデビュー
1970年 46歳で死去

□サンソン・フランソワ CD紹介


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10枚組のフランソワのショパン全集です。

フランソワの演奏はショパン好きにはぜひ一度聞いて欲しいです。

他のピアニストとは明らかに違いますので聴いたら驚くこと間違いなしです。
で、そんなフランソワのショパン全集がこんなに安くていいんですか?
まだフランソワを聴いたことのない人はラッキーですよ!!

ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番&第14番&第23番
フランソワと言えばショパンやフランス音楽、他のどんなピアニストとも違う個性の持ち主。

そんなフランソワがベートーヴェンのピアノソナタを弾くとどうなってしまうのか?

ぜひ聴いてみてください。

ドビュッシー:ピアノ名曲集≪クラシック・マスターズ≫
最晩年のサンソン・フランソワが天才的な閃きで描いた、幻想味溢れるドビュッシーのピアノ名曲集。

繊細な中にも飛翔する音楽は、永遠の光彩を放つ。

ドビュッシーの持つ内的世界に広がるイメージを最良の状態で表現できる達人が、20世紀に残した貴重な遺産といえる不滅の作品。

ラヴェル:ピアノ名曲集 2
亡き王女のためのパヴァーヌや水の戯れ、古風なメヌエット、マ・メール・ロワなどラヴェルの有名な作品が入っています。

サンソン・フランソワ(p)//1966~67録音/ラヴェルが得意としたオーケストレーションを思い起こさせるような色彩感を与える、
フランソワの絶妙なピアニズム。《水の戯れ》が発する“七色の虹”、
〈蛾〉に示されている夜の色……。その起伏に満ちたフレーズ、
音楽性、そして彼の強さと繊細さを兼ね備えた振幅の広いタッチを味わってください。(Amazon紹介文より)
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