●Stanislav Stanislavovich Bunin【1966年9月25日~】
スタニスラフ・ブーニンは、日本ではおなじみのピアニスト。
彼が19歳にしてショパン国際ピアノコンクールで第1位を獲得した際に起こった「ブーニンフィーバー」は記憶に新しいところである。
彼はピアニストのスタニスラフ・ネイガウスを父に持ち、ギレリスやリヒテルの師であるゲンリフ・ネイガウスを祖父に持つ。
また母親もモスクワ音楽院で教鞭をとる、まさにサラブレッドであった。
ブーニンの名を世に知らしめたのは、コンクールでの輝かしい経歴である。
ロンティボー国際コンクールを最年少で優勝し、ショパン国際ピアノコンクールでは第1位を獲得したと同時に、「協奏曲賞」と「ポロネーズ賞」もとるという離れ業を見せた。
もちろん、コンクールに優勝したからといって、その後のピアニスト人生の全てを肯定するわけではないが、やはりブーニンの才能の偉大さは否定できない。
また、彼の演奏は説得力のある分かりやすいものであり、そのため批評家からはテンポなどの面から批判もある。しかし彼の演奏は、難解と思われがちなクラシック音楽を気楽に聴けるようにしていると考えることもできる。レパートリーはショパン、ベートーヴェン、シューマン、バッハ、モーツァルトと、今なお広がり続けている。
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□スタニスラフ・ブーニン 略歴
1966年 旧ソ連モスクワで生まれる
1983年 ロンティボー国際コンクールで1位獲得
1985年 第11回ショパン国際ピアノコンクール1位、同時に協奏曲賞とポロネーズ賞も受賞
1988年 西ドイツに移住
□スタニスラフ・ブーニン DVD紹介
スタニスラフ・ブーニン・プレイズ・ショパン・アンド・ドビュッシー [DVD] まだまだ若いブーニンの姿が見られる数少ないDVDです。 ショパンコンクールの伝説を引き続き見せてくれます。 |
□スタニスラフ・ブーニン CD紹介
衝撃のショパン・コンクール・ライヴ(1) ショパンコンクールにおけるブーニンの協奏曲1番の演奏の録音です。コンクールだからか一種の緊張感を感じますが、ブーニンのピアノの音の力強くきらびやかな音にコンクールというのを忘れて聴き込んでしまいます。 | |
衝撃のショパン・コンクール・ライヴ 2 ショパンコンクールの第1次第2次予選の際の演奏をまとめたCD。素晴らしいの一言です! | |
英雄ポロネーズ ショパン・コンクールのブーニン ショパンコンクールのCDを収めたものとしてはこれが最もリーズナブルです。ブーニンフィーバーを起こした演奏を是非聴いてみてください。 | |
ショパン:バラード&即興曲集 ブーニンのバラードは、丁寧で失敗のない演奏です。しかし、盛り上げるところを盛り上げ、抑えるところを抑えてくれるためストレスなく聴くことができます。奇抜なところはありませんが、だからこそ名演だと思います。 |
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