ヤナーチェク

Leos Janacek【1854年7月3日-1928年8月12日】

Janacekヤナーチェクは、1854年チェコのモラヴィア生まれの作曲家である。

彼は11歳で、聖歌隊員となりプラハのオルガン学校で学んだ。ここでドヴォルザークと交友を結び、卒業後は指揮者として活動していたが、音楽をさらに学ぶため、1879年ライプツィヒの音楽院に入学した。

その後ウィーンへ向かい、マーラーも師事したフランツ・クレンに学んだ。

ブルノに帰ったヤナーチェクはオルガン音楽校を開校する。これは後に国立音楽院になり、現在はヤナーチェク音楽院と名を変え残っている。

教員・指揮者として活動する傍ら、友人バルトシュとともに、スラヴの民謡であるモラヴィア民謡の収集・分類などを行い、これが後の作曲に影響を与えた。特にオペラや合唱曲に定評があり、それは発音と音の関係を彼が発見したからである。

しかし、彼の作曲家としての名が世に出るのは遅く、1916年の彼のオペラ「イェヌーファ」の初演からだった。

□レオシュ・ヤナーチェク 略歴

1858年 イタリアのルッカに生まれる
1872年 教会オルガニストになる
1876年 ヴェルディの「アイーダ」に影響を受け、オペラ作曲家を志す
1880年 ミラノ音楽院に入学
1884年 自作オペラを初演
1891年 イタリアのトスカーナ地方に定住
1902年 自動車事故にあう
1924年 死去