ピアノがもっと好きになる本


パリ左岸のピアノ工房 (新潮クレスト・ブックス)
ピアノの話というと演奏になりがちですが、この小説は古いピアノの再生をする工房を中心とした物語。

主人公はアメリカ人の作家でたまたま出会ったピアノ工房の主人と仲良くなり、ベビーグランドピアノを買うことを決意する。その後、風変わりな調律師や一人でピアノを担ぐ運送屋などさまざまな人物に出会います。
個性的な人物の織り成す物語にはすぐに入ることができましたし、主人公と工房の主のピアノへの思いが伝わってくる名著です。

ジュリアードの青春―音楽に賭ける若者たち
世界最高の音楽院の一つ、ジュリアード音楽院を舞台にドキュメンタリータッチで書かれた青春群像。はっきりいって相当面白いです。学生の音楽への愛情、憎悪、苦しみ、喜びがつまっています。
ストイックに音楽に賭ける情熱がビリビリ伝わってきます。

管理人もピアノの練習に疲れたときなど、やる気が欲しい時によく読んでいます。

マエストロ 世界の音楽家―木之下晃作品集
Amazonでたまたま見つけて思わず表紙と中身検索を見て買ってしまった写真集です。

世界の演奏家を音楽写真の第一人者木之下晃さんが3万本以上に及ぶフィルムから184点を厳選した写真集ということです。これは一見の価値ありです。

音楽に没頭する姿はどれも美しい絵になっていると思います。