◇チェンバロとは?

チェンバロ(クラヴィチェンバロ)は「Clavis Cymbul」つまり、鍵盤のついたチムバル(シンバル)という意味の楽器です。
チェンバロの呼び名は各国ごとに異なり、イギリスでは「Harpsichord(ハープシコード)」フランスでは「Clavecin(クラヴサン)」。
ドイツでは「Kielflugel(キールフリューゲル)」もしくは「Klavicymbel(クラヴィチンベル)」と呼ばれています。
また、イギリスの「Virginal(ヴァージナル)」イタリアで生まれた「Spinetta(スピネット)」も基本的にはチェンバロと同じ構造です。
名前の由来はシンバルなどの金属打楽器に鍵盤を付けたのが最初であることとされていますが、その発展の歴史については詳しくわかっていないようです。
チェンバロはクラヴィコードに比べて音量が大きく、音色を変化させることも容易だったため、主にバロックの時代のサロン音楽で使用され、栄えました。構造としてはクラヴィコードが弦をタンジェントで叩くものであったのに対して、チェンバロはジャックに取り付けられた爪で弦をはじいて音を出します。
しかし、構造上音の強弱が付けられないなどの欠点から「フォルテピアノ(スクエアピアノ)」の発明の一つの原因にもなりまた。
◇チェンバロの構造
チェンバロは弦を爪でひっかけることで鳴らす、ギターと同じ楽器です。
構造は以下のような感じです。

チェンバロは鍵盤を押すことにより、ジャックの爪が弦に引っ掛かり音を出します。

ジャックは回転運動で上がり、戻る際には真下に落ちます。その差で下りる際には弦に引っ掛からず落ちます。
また舌の部分の回転軸は、舌を回すためにあるわけではなく爪の調整をするために使われます。爪が出すぎていても引っ込みすぎても弾きにくくなるため、舌の部分にあるネジで爪の角度や引っ掛かる量を変えられるというわけです。
◆チェンバロで演奏された録音





